『富山文学全集』を編む

海市社

公開研究会
 富山文学を語る 
泉鏡花
「湯女の魂」

2023年25日(土)
13:30-15:30

海市社

 「海市」とは「蜃気楼」のこと。魚津を拠点とし『富山文学全集』刊行を目指す近代文学研究者の会。2022年9月、本格始動。

 顧 問 : 八木光昭(元聖徳大学教授)
 代 表 : 近藤周吾(富山高専准教授) 
 副代表 : 黒﨑真美(金沢星稜短大非常勤講師)

代表 ごあいさつ

『富山文学全集』編纂という使命
海市社 代表  近藤 周吾
 海市社 の発足は、2020年2月のことでした。
 地元紙は、このニュースを「一面」や「社説」など破格の扱いで取り上げてくれました。それだけ『富山文学全集』が待望されていた、という期待の現れであったのでしょう。ところが、新型コロナウイルスにより、活動はストップ。
 ようやく2022年9月、念願の第1回イベントにこぎつけることとなりました。予想以上に盛況で、反響は県内だけではなく、『讀賣新聞』日曜版の1面でも取り上げられるなど、全国まで波及しました。
 本来の第1回に予定していた泉鏡花の回も、いよいよ第2回として開催できる見通しが立ちました。魚津市立図書館はじめ、関係各位に御礼申し上げます。 

 さあ、これからいよいよ、皆さんとともに『富山文学全集』を編んで行こうとしているわけです。この冒険の船出に際し、三浦しをん『舟を編む』という小説に出てくる一人の人物を思い出しておきましょう。映画だと加藤剛が演じていた「松本先生」。『大渡海』という辞書を完成させる前に、亡くなってしまう――

 実は、私自身にも、覚えがある。というのも、『土の百科事典』を丸善から出版する前に、南雲道雄先生が亡くなってしまうという「事件」があったからです。農民文学研究の第一人者である南雲先生がいなくなると、誰にも書けない項目が出てしまう。若かった私も意地と根性で、何とか南雲先生の遺志を継ごうとしました。かなり肉迫したと密かに自負するものの、しかし、おのずから限界というものはありました。

 そのような経験をした私が、今、富山文学研究の第一人者でいらっしゃる八木光昭先生の教えを継承しようとしている。光栄である反面、責任も重大です。10年後の富山県民はもとより、30年後、100年後の未来の富山県民にとっても光源となるような『全集』の編纂、そして他の都道府県民にとっても模範となるような水準の高い『全集』を、皆さんとともに編んでゆきたいと念願してやみません。

 遠大なるプロジェクトであり、個人の力に限界があることは明らかです。皆さんの物心両面でのご理解とご支援を乞うゆえんです。


第2回 公開研究会 
富山文学を語る
泉鏡花「湯女の魂」



開催概要

開催日時 2023年2月25日(土)【開場】13:00 【開演】13:30〜15:30
主催 魚津市立図書館・海市社
開催場所

魚津市立図書館 視聴覚室
〒937-0805 富山県魚津市本江1940
電話 0765-22-0462 Email:uozu-lib(@)city.uozu.toyama.jp (@)は@に置き換えてください。


申込 入場無料・申込不要
募集定員 40名 当日会場にて先着順
主催 魚津市立図書館・海市社
備考

◆当日は駐車場が混み合いますので、臨時駐車場(年金事務所裏など)のご利用、乗り合わせのうえでのご来館をお願いいたします。

◆マスクを持参、着用ください。発熱、体調不良の方はご遠慮ください。

その他

■館外の用件( 懇親会・編集会議・文学散歩、入社・取材等のお問い合わせ )は、下記まで。

 近藤周吾 〒933-0293 富山県射水市海老江練合1-2 富山高等専門学校国語科

 電話 0766-86-5213  Email:kondo(@)nc-toyama.ac.jp   ※(@)は@に置き換えてください。

 





魚津市立図書館 アクセス
〒937-0805 富山県魚津市本江1940
電話 0765-22-0462

・あいの風とやま鉄道 魚津駅より徒歩15分
・富山地方鉄道 電鉄魚津駅より徒歩5分
・お車でお越しの方は、専用駐車場(60台収容)をご利用ください。
※一部通行規制がございますのでご注意ください。